中央省庁への就職活動について・2

さて、エヴァ2がどうにもこうにも進まないので、一周目Bランククリアしてから2年以上ほったらかしにしてあるガンパレに手が伸びないうちに、そしてこのトピックを忘却しないうちにぼちぼち書いていこう。
役所への就職活動だが、既に始まっている。秋から、人事院主催で、あるいは各省庁の主催で、おもに東大・京大といった有名どころの大学において説明会が開催されている。ここでは業務説明だったり、学生参加型のイベントだったり、各省庁知恵を絞って自分の役所の魅力をアピールしている。
「東大・京大ばっかりなんてひどいじゃないか」と憤慨される向きもあるかも知れないが、そこはそれ、各省庁の人事課だって採用の他にさまざまな業務を抱えており(不祥事の後始末とかw)、なかなかまんべんなくいろいろな大学でやるというのは困難である。東大で行われるからといって東大生以外が参加できないかというとそうではなくて、たぶん人事院や各省庁の人事担当課に電話すれば、こういうイベントをやっているということを教えてくれるだろうし、だいたい説明会場で身分証のチェックなんかしないだろう。いくらでも潜り込み可能(たぶん)。
ただこの説明会がどれぐらい将来の採用に繋がるかと言われれば、正直疑問だ。確かに各省庁は優秀な学生の目星をつけようとしているかも知れないが、これに参加しなかったからといって採用されないわけではない。事実私は大学3年のこの時期、説明会にも行かず…………何をやっていたかは思い出せないが、たぶん講義にも出ず学食で友人とたわいもないおしゃべりに興じていたような気がする。
説明会は断続的に翌年春頃まで続けられる。もしお近くの大学で行われるようだったら、一度のぞいてみることをおすすめする。採用云々ではなく、どの役所がどんなことをやっているのか、そこで働く人というのはどういう性質を持っているのか、ということがわかるからだ。説明会の説明者という限られたサンプルによっても、各省庁の個性が出る(と言われる。わたしゃでたことがないからわからんが)。
説明会に行く際には、是非意中の役所以外の説明も聞いてほしい。世の中には「財務か経産か警察しか興味がない」なんてすっとぼけた野郎がいることは確かだが、それ以外の役所でも国民、国家のために仕事をすることに変わりはない。キャリアの仕事とはある意味共通なのである(これについてはまた深く掘り下げる機会があろう)。そして、前回も述べたが、採用されてしまえばどこへ飛ばされても仕事をしなければならない。最初から可能性を狭めてしまうことはない。
さらに、役所によってかなり個性が違うため、自分に合わない役所に就職してもつらいだけだ。というか、役所の側も自分の役所にあった人材を採ろうとするため、合わないだろうと思われる人には採用の過程で早々にお引き取り願うことになる。官庁訪問を始めてからでも合う・合わないは判別できるが、まぁそれ以前にやっておくに越したことはない。
とまぁそんなこんなで説明会の時期が終わり、官庁訪問の時期がやってくるのである。