「現在官僚系もふ」二話まで読んだ。

ああは書きましたが、やっぱり気になるので(笑)マンガ喫茶でスピリッツを読む。
既にbewaadさんとこ第二回)やpogemutaさんとこ第二回)で指摘がありますので、それ以外のところを。

  • まず絵の話。ヘタだ!どうにもならん!と言ってしまえば簡単なのですが、ま、もふくんはかわいく描けているし、嫌いじゃないです。顔のアップはね。ただ、以前も書きましたが、スーツの襟の部分だけはどうにかしてください。スーツ姿の野郎共が山のように出てくるマンガだと気になってしまって…。それ以前の問題として、ページごとに襟の形が変わってしまっています。
  • 財務省庁舎内部の様子はよく書けていると思います。おそらく今後、もふくんがam/pmでさぼっている姿が描かれることでしょう。
  • この際、セリフや説明書きも「新公用文用字用語例集」(asin:4324005575)に従って書いたらおもしろいかも。ひとみちゃんのセリフ「いつも通り」を「いつもどおり」に見え消ししたい今日この頃です。
  • 国Ⅰ記念受験は、確か応募はがきの郵便代と交通費で受験できたはず。学生のみなさん、気軽にどうぞ(笑)
  • 「節約」は、霞が関においては一般とは違う意味を持つ場合があります(参考)。
  • 自衛隊関連や整備新幹線の話が出てくるのに、主計局総務課の連中ばかりが出てきて、今のところ防衛担当や公共事業担当の主査が全く出てきていません。しかしこれは「ザ・ホワイトハウス」と同じ方式なんでしょう。登場人物を減らすため、あのドラマではなぜか広報担当者が政策論をやっている。政策担当の大統領補佐官や各省庁の担当者はほとんど出てきません。「もふ」においては、今後も総務課以外の人間を出さないつもりなのでしょうか。それだと主計局の醍醐味「次年度通常予算の予算編成過程」をどう描くつもりなのか…。
  • 予算編成で言えば、一局二局なんてマニアックなことまで描いてくれるのだろうか。
  • というか年末の予算編成期までこのマンガが持つのかどうかがはげしく不安です。
  • 整備新幹線上等!(田舎ものの叫び)
  • 国鉄債務処理は国民に押しつけられていますが、たばこ特別税が財源となっています。喫煙者をかわいがってあげてください。
  • 緑ちゃんが財務省のことを指して「我が社」と呼んでいますが、役人はしばしば自分の役所のことを「我が社」、そこで働く人のことを「社員」と呼びます。
  • 「何かを変えたいのならお父上の地盤を継いで政治家にでもなったらどうかね」という課長の言葉は、見合い話への伏線だと思います(笑)
  • 他の人とかぶっていてもこれだけは言いたい。「トナー交換をしたら一仕事終えた気分」、私も感じたことがあります(笑)。そのうちコピー機の様々な機能を発見し、コピー取りのプロへと進化していきます。具体的にはコピーの品質向上と、複雑な操作が要求されるコピー取りを素早くできるようになること。これで初任給179,800円(諸手当別)。

とまぁこんなところでしょうか。t9930211さんご指摘のように、国会対応の描写に期待したいところです。
これからも、ネット上に散らばる役人共が、法制局参事官のごとくねちねちと重箱の隅を突くような指摘を行ってまいりますので、どうか何卒。


という文章を書いたのが日曜日。
そして引き続き第三話の感想行きます。