酒と泪と藤井のおっさんと財務諸表

某所のチャットルームにてhttp://www.adpweb.com/eco/というサイトを紹介され、感想を求められた(財務諸表の項につき)。非常にクリアカットな表現がされていて目から鱗である、やはり道路資産の評価ってのは最終的に哲学論争になりかねない問題であり、それが不明であるのに債務超過だなんだと言っても無意味ではないか、と答えておいた。
ところで、そのチャットルームである人が「へぇ、財務諸表って誰がどうやって作っても同じになるものだと思ってた」という発言をし、私は愕然とした。彼は理系ではあるが大学を優秀な成績で卒業し、立派な社会人として働いている(サラリーマンではないけれど)。そういう人でさえこのような認識を持っているということは、いまや「ワイドショー政治」の主な担い手たる主婦の皆さんとか大変なことになっているのではないか。
私は当然道路資産の評価については諸説ある(のみならず普通の道路以外の資産だって)ということは常識として知られているものだとばかり思っていたのだが、どうもそうではないみたい。こういうところのギャップから「役所は説明努力が不足している」って言われちゃうんだろうなぁ。