道府県東京事務所

id:finalvent:20040412にて「これってなんなのだ?」という感想が。
東京の永田町・霞が関周辺には地方の道府県庁の「東京事務所」というのがある。道府県庁の東京における出先だ。主な任務は霞が関や永田町とのコネ作り。県の広報誌等を持って地元ゆかりの官僚や政治家に世間話をしに行く(まぁ政治家はそもそも地元とのコネクションが強いから、官僚がメインターゲットなのだろうか)。最終的な目標はもちろん補助金獲得等の地元への便宜供与を引き出すこと。そのほか県幹部の中央官庁・政治家への陳情のためのアポ取り・アテンド、県議市町村議の東京「視察」の段取り等、何でもこなす。言うなれば道府県在東京大使館。
この「ゆかり」のとらえ方はすさまじく、出身者、出向経験者はもちろん、その県に所在する高校に通ったとか、祖父母がそこに住んでいるとか、県出身者の旦那だとか、その旦那の兄弟だとか、友達の友達だとか、そういうわずかな縁をたどって広報誌の絨毯爆撃を仕掛けてくる。
最近は財政悪化のあおりを受け、東京事務所を縮小したりたたむ県もあると聞いている。