外務省秘密漏洩事件再び

1972年の沖縄返還を巡る日米両国の外交機密の漏えいにかかわったとして、国家公務員法違反の罪に問われ、有罪判決を受けて確定した元毎日新聞記者・西山太吉さん(73)が25日、「誤った判決で名誉を傷付けられた」として、国に対し、3300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

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西山さんは、2000年と2002年に公開された米国の公文書から、日本政府が憲法に違反する密約を米国と結んでいたことが明らかになった、と指摘。「違法性のある密約を国民に知らせようとした行為を有罪とした判決は誤りだった」と主張している。

へえ。世に言う「外務省秘密漏洩事件」(公電漏洩事件)ですね。判例百選か何かで読んだような気が。あるいは「加持隆介の議」か。もう歴史のことかと思っていましたが。
西山氏の訴えの内容は詳しくはわかりませんが、しかし、たとえ本件「秘密」が真実であったとしても、あの事件で結局のところ問われたのは取材の方法だったので、訴えても無駄なのでは。
参考:S53.05.31 第一小法廷・決定 昭和51(あ)1581 国家公務員法違反
どうでもいいですが、外務省の公電はやたらめったら「秘」「至急」をつけすぎです。おまえは秘・至急といいたいだけちゃうんかと小一時間(ry