この無力感はなんだ。

25日に発生した福知山線の事故は、とうとう犠牲者が100人を超えた。日常の電車が惨劇の場に変わってしまい、乗っていて亡くなられた方、そのご遺族はさぞ無念なことと思う。私も通勤その他で日常的に電車を利用するものであり、また同僚の親族があわや、ということがあったとも聞いている。哀悼の意を表する。
JR西日本労務管理に関して問題が取りざたされているが、しかし、この機会を捉えて組合が「遵法スト」を打つとかそういう動きが見られない。いやもちろんJR西日本そのものに対しての不信感がある中で、いくら組合とはいえ「スト」は打ちにくいような気がするけども、しかし何らかの積極的な反応が組合からあっても良さそうなものだ。本来ならば。運転規則その他を厳格に守る遵法ストならば、利用者の理解も得られやすいのではないか。
R30さんもひとりごちておられることとも関係するが、国労を弱体化させ、ひいては社会党を弱体化させるという中曽根行革の目論見(のひとつ)は、見事に達成されたんだなぁ、と思う。

「オーバーラン」をいちいち報道する態度

30日午後5時ごろ、大阪府高槻市JR東海道線摂津富田駅で、西明石発京都行き普通電車が停車位置を4メートル行き過ぎてバック、約1分遅れで出発した。

運転していた見習い中の運転士(22)は「ブレーキが遅れ、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという。指導運転士(26)も添乗していた。

JR西日本管内で明らかになったオーバーランは、脱線した快速を含め6日連続11件目。

なんか、三菱車炎上みたいな話になってきた。三菱に関して(比較的)冷静な記事を書いたのも読売だったが、事故以降毎日オーバーランについて書いているのも読売。
JR西日本だけで、電車は一日にのべ何万駅に停車する?その中で、一日平均2件弱という数字はどうなの?
6日連続というけれど、じゃあその前はなかったの?
なんつーか、もういいや。

内閣府、GDP計算ミス

内閣府は28日、国内総生産(GDP)など基本的な経済統計を集めた「国民経済計算」について、89年から16年間にわたり計算を間違えていたと発表した。消費税率が5%に引き上げられた97年4月以降も3%のまま計算するなどしていた。再計算の結果、名目GDPは97年以降、公表値より年2000億〜3000億円増えることが判明。GDPは500兆円規模のため成長率への影響は0.1%未満だが、97年だけは2.1%から2.2%に上方修正された。

内閣府によると、03年12月に外部から間違いを指摘されたが、担当でない課が受けたため放置されていた。04年12月に再び指摘を受けて調査したところ、ミスが発覚した。内閣府は「コンピューターのプログラムの設定が誤っていた。設定内容が正しいかどうかを確認せずに使っていた」と説明している。

バ、バ、バカヤロー!(いろいろな意味で)
こういうことがあるから、「担当でない課」が受けちゃダメなんだよー!