この無力感はなんだ。

25日に発生した福知山線の事故は、とうとう犠牲者が100人を超えた。日常の電車が惨劇の場に変わってしまい、乗っていて亡くなられた方、そのご遺族はさぞ無念なことと思う。私も通勤その他で日常的に電車を利用するものであり、また同僚の親族があわや、ということがあったとも聞いている。哀悼の意を表する。
JR西日本労務管理に関して問題が取りざたされているが、しかし、この機会を捉えて組合が「遵法スト」を打つとかそういう動きが見られない。いやもちろんJR西日本そのものに対しての不信感がある中で、いくら組合とはいえ「スト」は打ちにくいような気がするけども、しかし何らかの積極的な反応が組合からあっても良さそうなものだ。本来ならば。運転規則その他を厳格に守る遵法ストならば、利用者の理解も得られやすいのではないか。
R30さんもひとりごちておられることとも関係するが、国労を弱体化させ、ひいては社会党を弱体化させるという中曽根行革の目論見(のひとつ)は、見事に達成されたんだなぁ、と思う。