安倍総理、辞任表明

激震が走ったが、早く帰れる日は帰る。安倍さん辞任表明。
思わず「これはひどい」タグを付けたくなる。
某省副大臣秘書官となった某知人の運命やいかに。


与謝野官房長官は「健康上の理由」も述べた。詳細は、噂話の類を除いては、明らかにされないだろう。
ただ、心の問題ではないかという気がしてならない。以下そのうち笑われる話になるかもしれない推測に過ぎないが、ひとこと。


心の問題は、これはもう誰でも抱えているもので、我が役所でも投薬治療を受けている人を何人も知っている。超やり手という人でもだ。こういう話は普通あまり周囲にしないから、通院・投薬を受けている人は結構な数に上るだろう。
それだけ霞が関の職場環境はひどいわけだけど、総理の方がもっとひどい立場におかれていることは間違いない。
これをいかにコントロールするかは、ワークライフバランス以前の問題として必要なことだ。
今年、松岡大臣が自殺した。
朝青龍はモンゴルに帰った。
そして安倍さんは謎の「健康上の理由」等により辞任した。
早速NHK香山リカが登場していることから見ても、NHKあたりでもそのような見方をしている人はいるのだろう。(そういえば先日NHKスペシャルでもやっていた。)
これをきっかけに心の問題について、社会的な関心をひき、いい方向に向かうだろう。職場等でも配慮が進むだろう。
しかし、むしろ「心の問題を解決して明るい社会」を目指す積極的な動きが、逆に生きにくい世の中を生み出しそうで、こわい。
「明るくない」「健康的でない」ことが積極的に改善対象となり、うすら寒い世の中になってしまわないか。
例えば私は、みなさんご存じのとおりのオタクだ。新エヴァだった既に二回も見に行った。エヴァ放映開始当初の十年前ほどではないにしろ、依然としてオタクの肩身が狭い世の中なのは確か。「明るく健康」な世の中を目指す動きの中で、私はどうなるのか。


……とりあえず今晩はニュースを見ながら過ごそう。