お役所ミクロ経済学

つまりね、究極的に言えば、民間企業というのは限界利潤と限界費用がイコールになったところで仕事を受注しなければいいわけですよ。いやわかりますよ、世の中そうは単純じゃないってことぐらい。そりゃいろいろなしがらみがあるでしょうし、そもそも限界利潤と限界費用なんてなかなか簡単に即座には見えてこないから。
けど役所ってのは違うわけですよ。業務は政治から飛んでくるんです。それこそ役所の都合なんか考えずに。いや考えなくてもいいんですけどねこの時点では。通常の企業ならば予算制約等を考えて受ける受けないの判断からできるでしょう。だけど、役所にはそれはない。政治やらマスコミやらが騒ぎ始めればやらなきゃいけない。仕事を増やしてくるその同じ政治が、十分な予算と人員をつけてくれないにも関わらず!
こうして赤字国債の発行が増え、債務は累積し、残業代を時給換算すると悲しいことになってしまう、と。結局のところ「利潤」という物差しでは測れない役所の「成果」が問われるわけですが。


…てなことをくそ暑い中休日出勤しながら考えた。以上。寝る!