ため池が防災に役に立つから補助しましょう。

新潟県中越地震で、水田潅漑(かんがい)用ため池が山から崩れた土砂を止め、民家約10軒が土石流災害を免れていたと、農林水産省系の独立行政法人・農業工学研究所(茨城県つくば市)が発表した。農工研は「農業用の池が防災にも役立った」としている。

その農業工学研究所のプレスリリースにはこんなことが書いてある。

今後、被災したため池は、「ため池整備指針」に準じて補修・改修されることになりますが、今回の地震規模を踏まえると、ため池の耐震性と洪水の安全性をより一層向上させることが重要です。そのためには、「ジオグリットを使用した耐震性盛土工法」や「堤体越流型ため池」等、ダム及びため池の新たな改修工法を早急に開発する必要があると考えています。

これでまた予算要求の理屈が増えた、と。とりあえずため池の補修は補正予算のタマだな。技術開発の方は…どうだろう。補正で委託費組んで繰越含みで投げるのかなぁ。
いかんいかん。なんでもこんな風に考えてしまうのはよくない傾向だ(笑)。しかし、ため池の堤防が壊れなかったからよかったものの、壊れてたら水をためていた分強烈な土石流が下流を襲ったんだろうなぁ。今回はそういうことはなかったんだろうけど…。
なお、補正予算についてはpogemutaさんが解説をしていらっしゃる(その1その2)。