麻生総務大臣の率直な感想

ちょっと古いけど3月19日の総務大臣記者会見録より。

週刊文春の出版禁止の仮処分命令】

問 :週刊文春の件ですけれども、出版禁止の仮処分命令が出ました。それで、本日、文春側の異議申し立てを受けた結論というのが出る見通しなんですけれども、この政治家の家族のプライバシーの問題と表現の自由の問題ですが、大臣はこの一連のことを含めて、これについてどのようなご見解でしょうか。

答 :子供の時から新聞記者なんてろくな者ではないと思って育ちますからね。それは徹底して毎朝こづかれて、お前のおじいさんが死ねば日本はよくなるよなんて、よくこづかれたっていう、その人の顔の記憶もまだ鮮明に残っていますね。それで死んだ途端に、いやあ偉かったなって同じ人が言うんだから、何となく信用してはいけない人達なんだなと、子供心にじっくり吸い込まれて育ちましたので、迷惑して育ちましたから言いたいことは一杯ありますけれども、本来は家族とは区分されて然るべきところなんだと思いますし、何となく表現の自由というところの両立がなかなか難しいところで、だから地裁で係争中なんでしょうね。難しいところですよ、これは。お互いさま、常識の範囲でそこそこいけばいいんだけれど、その記事自体がこれで差し止めだったら、もっとこっちの記事で差し止めた方がいいのではないかというようなものもあるんではないかと、新聞記者で、この間、いくつもいくつもこれまでのものを調べて、みんなでわいわいやっていましたので、そばで聞いていて、それを見ながらそう思いましたけれども、何となく子供の方も頼んで産んでもらったわけではありませんから。何となく、子供の話がいきなり、誰々の息子だから誰々の娘だからというのでいじめられると、ちょっとその、子供の方には少々同情的ではありますよ。だけど、表現の自由との関係というのはなかなか難しいね。

率直な感想だなぁ。新聞記者の前で言っちゃうあたりも。