○○都市建設法

某所で「国際文化観光都市」なるものがあることを知り、色々調べてみた。そしたらあるある。いろんな○○都市が。
筑波研究学園都市建設法(昭和四十五年五月十九日法律第七十三号)
松江国際文化観光都市建設法(昭和二十六年三月一日法律第七号)
芦屋国際文化住宅都市建設法(昭和二十六年三月三日法律第八号)
松山国際観光温泉文化都市建設法(昭和二十六年四月一日法律第百十七号)
軽井沢国際親善文化観光都市建設法(昭和二十六年八月十五日法律第二百五十三号)
別府国際観光温泉文化都市建設法(昭和二十五年七月十八日法律第二百二十一号)
伊東国際観光温泉文化都市建設法(昭和二十五年七月二十五日法律第二百二十二号)
熱海国際観光温泉文化都市建設法(昭和二十五年八月一日法律第二百三十三号)
奈良国際文化観光都市建設法(昭和二十五年十月二十一日法律第二百五十号)
京都国際文化観光都市建設法(昭和二十五年十月二十二日法律第二百五十一号)
広島平和記念都市建設法(昭和二十四年八月六日法律第二百十九号)
長崎国際文化都市建設法(昭和二十四年八月九日法律第二百二十号)
なんちゅーか、わかるようなわからんような。なんで広島は「平和記念都市」なのに長崎は「国際文化都市」なのか。京都・奈良が「国際文化観光都市」なのは分かるがそれと並列してなぜ「松江」なのか。疑問点はつきないが、たぶん当時の国会会議録を調べればヒントが得られるだろう。週末にでも読んでみよう。
また、京都・奈良・松江の国際文化観光都市建設法には、「内閣総理大臣は、毎年一回国会に対し、○○国際文化観光都市建設事業の状況を報告しなければならない。」との規定があるが、官邸のサイトを見ても国会会議録検索をみてもそれを行っている形跡がない。どうなっとるねん。なんか別の名前になっているのか。
それにしても(筑波をのぞいて)敗戦直後の勢いを感じるなぁ。今ならこういう法律絶対に作れない。やれたとしても「国際文化観光都市建設法」を一本作って、政令で具体的な都市を指定するぐらいか。