水稲5年ぶりの不作か、低温・日照不足で

農林水産省は25日、2003年産米(水稲)の7月15日現在の生育情報を発表した。東北地方の太平洋側を中心として、6月に入ってからの低温・日照不足の影響により、生育状況は20府県で「やや不良」、27都道府県で「平年並み」と、すべてで「平年並み」以下となった。 8月の天候次第では、1998年以来の「不作」となる恐れが出ているため、農水省は25日、情報収集や被害防止策の周知徹底を目的とした「低温・日照不足対策関係局庁連絡会議」を設置した。

天候不順による不作は、政治的変動をもたらす。現代日本においてどれぐらいあり得るかは分からないが、農民層の動揺を誘う可能性も。秋の政局はどうなるか。