その他官僚を知るための本

とりあえず、古典として城山三郎官僚たちの夏』(新潮文庫、1980年、ASIN:4101133115)と、比較的新しいものとして榊東行『三本の矢』(早川書房、1998年、ASIN:4152081643ASIN:4152081651)を挙げておく。前者は旧通産省、後者は旧大蔵省が舞台。
官僚たちの夏』で、新人ふたりが居酒屋で飲みながら「毎晩12時ぐらいまで働いて、体が持つだろうか」みたいなことを話している場面があるが、そのころはそんなに平和だったのかと驚かされる。本書は昔の話なので、現在の官僚像からはちょっと外れるかもしれない。『三本の矢』に関してはid:kanryo:20030726#p1参照。
あ、あと西村健霞が関残酷物語―さまよえる官僚たち』(中公新書クラレ、2002年、ASIN:4121500563)も。私は筆者と若干見解を異にするが、霞が関で繰り広げられる「残酷物語」を楽しめます。
官僚を知るための本については随時追加予定。