いかりや長介の死に思う

私にとっての笑いの基本であった、ドリフ。そのリーダーであるいかりやが、亡くなってしまった。それを聞いて、「やはり、やはりそうだったのか」と、財前がガンであることを里見から知らされた東前教授みたいなことを口走る。

小学生のころ植え付けられたあの映像の記憶は、やはり心の奥底にしまわれていて、この間DVD-BOXを見たときも、懐かしくドリフの雰囲気を楽しめた(「教室コント」が入ってなかったのが残念だが)。
やはりくしゃみをしたらヤカンが落ちてこなければならないのだ。乱暴に戸を閉めたらタライが落ちてくるものなのだ。

TBSwebサイトを見ると、ザ・ドリフターズ結成 40周年記念特別企画 8時だョ!全員集合 加トちゃんケンちゃんがとことん見せます!スペシャル(仮)という番組が4月10日に放映される予定のようだ。もともとはいかりやの死のためというわけではないだろうが、おそらく追悼特番になるのだろう。

いかりやの自宅を弔問していたドリフのメンバーらは、「葬儀は盛大に行おう」と話し合ったという。いい葬儀が見られそうだ。
願わくば、DVD化されなかったその他のエピソードも、DVDとして見られるようにしてもらいたいと思う。

いかりやは渋くなり、そして亡くなった。志村は禿げた。加トちゃんは老けた。高木ブーウクレレで、渋谷に「仲本工事の店」があるのを上京してから知った。そして私は、ちゃんと成長しただろうか。(…と、なんとなくいっておくと締まったような気になる言葉で締めておく)
(追記)ちなみに、冥福は祈らない