官僚の給料

検索サイトから「官僚 給料」で検索をかけてこられる方がだいたい二日に一人ぐらいいらっしゃる。

官僚の給料は「一般職の職員の給与に関する法律(昭和二十五年四月三日法律第九十五号)」(以下、「給与法」という。)等によって決められている。世間でいうところのいわゆる「キャリア」に適用される俸給表はだいたい「行政職俸給表(一)」なので、これ

ちなみに大卒採用時の「クラス」は「三級一号俸」だけど、備考(二)にあるとおり17万9800円となっている。これに東京都の特別区内勤務なので調整手当が12%。その他通勤手当、住居手当、扶養手当、超過勤務手当等が付くことになる。

さて超過勤務手当(残業代)はいくらかいな。こんなの計算するの初めてだ。給与計算やったことがないので間違いがあったらご指摘を。例えば入省一年目の人間の「時給」は、給与法一九条によれば、第十五条から第十八条までに規定する勤務一時間当たりの給与額は、俸給の月額並びにこれに対する調整手当及び研究員調整手当の月額の合計額に十二を乗じ、その額を一週間当たりの勤務時間に五十二を乗じたもので除して得た額とする。ということなので、179800(1+0.12)*12/(40*52)=1161.78円。確か端数調整の人事院規則があったような気がするが、まぁ計算のためとりあえず1160円としよう。給与法一六条及び人事院規則九―九七により、残業代は時給の百分の百二十五が支払われるので、残業時給は1160*1.25=1450円。月150時間残業したとして(休日出勤ありうべしだが計算が面倒なのですべて平日に残業したと仮定)、残業代は1450*150=なんと21万7500円!基本給の倍以上! ちょっと待てそしたら私の一年目の給料は(以下検閲削除)、ましてや今の残業代は(検閲削除)、これだけもらえれば大金持ちじゃないか!(仮定法)

何級がどういう役職かについては、人事院規則九―八 別表第一参照。中央官庁だと入省5年目ぐらいから四級の係長、12、3年目ぐらいから七級の課長補佐?

高いですかにゃぁ?


……………ということはだよ、Gリング兄さんはお金持ちになれるの?(3月2日参照)なんで僕はなれないの?パトラッシュ、僕疲れたよ…(計算にな)。