続PDF、そして活字の優位性。

http://d.hatena.ne.jp/mitty/20030823#p3に関して。
改ざんのしにくさ、というのはあるものの、今の霞が関が電子的改ざん防止にどれぐらい気を配っているかというと…うーむ。
公文書といえば、ワープロ専用機すらなかった昔には、その作成は当然「和文タイプライター」及び「タイピスト」に担われていたそうな。閣議請議(この案件を閣議にかけてね、と各大臣から内閣総理大臣にお願いすること)するときは関係各所にコピーを配布するが、かつてはカーボン紙をつかい何枚か一緒にタイプし、一枚目は閣議請議正本、二枚目はどこそこ、三枚目は…という風に、濃い順に・重要な順に配っていた。
昔の文書を書庫であさると、カーボンコピーやら青焼きやらがいっぱい出てくる。いっぱい出てくるが保存状態が非常に悪かったりする。電子化、それでなくても上質紙にコピーし直すぐらいはしないとなぁ、と思いつつ日々が過ぎていく*1

*1:青焼きのコピーは非常に面倒だし。