リンク禁止サイト

いやいやいやいや驚いた。昨日触れたサイトから色々なところにたどっていったが、世にも奇妙なネットマナーを見てびっくり仰天。世の中にはリンク禁止やらディープリンク禁止を本気で信じているところが多いようで。
特に女性向け同人業界ではディープリンク禁止・リンク禁止というサイト管理者の要望重視についてテンプレート的に扱われているようで(世にも奇妙な〜においてつっこまれているところはほとんど女性向け同人サイトで、しかもそれぞれのサイトにおいて様々なキャラクターを使いながら同じことが書いてある)。これは単なる無知(あるいは学習意欲・学習能力の欠如)としか言いようがない。まぁこれらサイトの管理人たちは似たようなサイトしか回らないからそういうことになるんだろうなぁ。
「画像の無断DL禁止」なんてことが言われていること自体驚愕。著作権法云々以前に、ディスプレイ上に表示されているということはPCのメモリやらHDDやらにDLされているのに……。無断DL禁止も何もあったもんじゃない。無断DL禁止にしたければ、「絵を見せてください」といちいち管理人にメールで請求するようにすればよい。もっともそんなサイト誰も行かなくなると思うが…。
さて。各所で指摘がなされているが、この手の女性向け同人サイトでは「ホームページ=家」という比喩が使われている。私は昨日初めてそれを知った。ずっと前からホームページ=文章の一種=本だとばかり思っていた。これも各所で指摘されているが、やはりホームページという語がよくなかったのではないかと。いやそれ自体は世界中で使われているのだろうが、日本では変な誤解をされているような気がする。
私は努めて「webサイト」という言い方を心がけている(webって大文字の方がいい?)。ホームページというのはサイトに存在するすべてのwebページを指すには不適切な言葉だと思っているからだ。homeはindexと似たようなものだと理解している。よってwebサイト中にはホームページではないページがたくさんあると思っている。
新聞がホームページを「HP」と略すのはますます許せない。ITがらみの所でHPといったらHewlett-Packardのことだろう。
しかしこの考え方もインターネットの普及に伴い少数派だろう。何となく悲しい。「役者不足」と「役不足」やら「流れに棹さす」やらと同じようなものか。しかし役所の文書でもなるべくwebサイトという言葉を用いるなど、微々たる抵抗を続けている私。

なお本日からこのサイト外へのリンクは別ウインドウを開く設定としました。リンクに関するいろんなサイトを見て心境の変化。