農水省、牛肉セーフガード発動を決定

農林水産省は29日、牛肉の緊急輸入制限(セーフガード)を発動、輸入関税率を8月1日から来年3月末まで引き上げると正式に発表した。 2001年9月に発生したBSE(牛海綿状脳症狂牛病)の影響で、昨年、牛肉輸入が激減、その反動で、最近の輸入伸び率が大きくなり、発動基準を超えたためだ。農水省は、発動は国内畜産農家保護のためとしているが、「特殊事情」への配慮を求める輸出国や小売・外食業界の声を突っぱねた同省の姿勢には、BSE騒動の拡大を招いた失政のつけを、消費者や関連業界に回しているとの批判もあがっている。

やっちゃった。本件については農水省の立場には個人的に反対だが、杓子定規にやると「官僚的」と言われ、色々な事情を勘案すると「不透明な裁量行政」と批判される悲しさよ。