社会保険庁幹部職員、監督下の健保職員から飲食等の接待、恒常的に。

社会保険庁の職員が、監督下の健康保険組合の幹部から繰り返し飲食接待されたり、大相撲の観戦チケットや商品券を受け取ったりしていたことが、元組合幹部の内部告発で分かった。朝日新聞テレビ朝日の共同取材に対し、一部の職員は接待などを認め、商品券の授受については「覚えていない」などと話した。同庁はこのうち接待とチケット受領を認めた13人を処分した。

やってしまいましたか…。たしかに先輩方の話を聞くと、昔はすごかったと言うけど…。前の課長は「俺がおまえぐらいの時には○○業界の社長ばっかりいる宴席に呼ばれてなぁ、あれはさすがにすごかったぞ。どんな接待かはいわんが」と言われ、いたく気になった。
なぜ人は役人に接待するのか。許認可を持っているところに接待をする、というのが基本的ですが、そのほかにも製品の採用・工事等で便宜を図ってもらうため、政策立案(新たな規制の追加・緩和、あるいは何らかのものの政策上の位置づけの変更)に関与する、等様々な目的がみられる。あるいは単に情報交換、というのもある。情報交換に関して言えばそれが必要なのは役所も同じことで(今時役所の机に座っていてもいい情報は入ってこない)、役人の側も民間企業と情報交換するニーズがある。まぁこれを夜の酒宴じゃなく昼にやれとか、まぁそういうことなんだろうな。けどやっぱり夜酒飲みながらってのも必要だよね。基本は割り勘だが、これが役人にはつらい。基本的に役所には接待費がないからだ。民間企業の人は役所との情報交換ということで当然接待費で落とすだろうが、役人はなけなしの給料から払うのである。しかも、役人ていうのは若くして偉い人と話をするので(業界によって違うだろうが、たとえば社長クラスの相手は役所の局長、常務・専務は課長、部長は課長補佐、というように)、相手との収入差がきつい。しかし我々は身を切り続ける。よりよい行政のために(ちょっとかっこいい?)。
さて、保険といえばこんな記述を見つけた。

個人的に国保に関してやって欲しいのはやっぱ使用頻度ですかね。 課税対象額からの単純算出じゃなくてそこから各々の通院歴等を考慮して、元々病弱で使用頻度の高い人と健康体で使用頻度の低い人にはある程度の割引があったって良いと思うんですよ。 まぁ当然ながら中間層への負担が大きくなるかもしれませんが…… 一般的な民間の保険見てれば普通そんなもんでしょ。

カトゆーさんとこ経由。7月13日の日記から。

うーん、まさに民間の保険と違うところが国保とかの利点にもなりうるし欠点にもなりうると。まさに国保国民皆保険の最後の砦。病気の人も健康な人もみなで支えあって成り立つ制度。
まぁ健康な人はちょっとの保険料、ということにするならば診療には上限がかかるだろう。あなたはつきに上限いくらの診療まで、あるいは風邪ぐらいならいいけどこれ以上の病気は保険の対象外です、ということになるだろう。そんな制度だと病気になった時のことを考えると恐くて恐くてしょうがないような気がするのは私だけか。

と思ったら警察も。

大手消費者金融会社「武富士」の社員に警視庁の捜査情報などが漏えいされていた問題で、同庁は22日、同庁の職員14人が同社の当時の渉外担当者からビール券950―990枚受け取っていたなどとする調査結果を公表した。同庁は14人のうち現職の9人に対し「疑惑を招く恐れのある行為」として口頭で厳重注意した。  調査結果によると、地方公務員法守秘義務)違反容疑で書類送検された武田三郎・元月島署長(56)=18日付で辞職=ら職員14人が、1993年から2001年までの間、武富士元社員の中川一博被告(42)=業務上横領罪で起訴=ら渉外担当者からビール券(一枚600―700円相当)を受け取っていた。

踊る大捜査線の署長が頭に浮かんじゃった。