学生

最近機会があって学生によく会うのだが(まぁ言ってしまえば国家一種の官庁訪問が行われているからなのだが)、つい数年前のことなのに学生との断絶を感じる。
それは役所に入って成長したからか、それともいまの学生がダメだめだからか。けど学生と社会人では全く違う。

成長の要因はいろいろあるだろうが、人との出会いは大きいように思う。
学生時代までは家族か友人が接触する人間の大半だが、社会人になってからは上は70代下は同年代まで幅広い年齢の人々、様々な立場の人々とつきあっていくことになる。必然的に考え方が多様化してくる。

いま官庁訪問する学生たちも、(時期が遅くなるにつれ選考されてくるからかもしれないが)人と会うたびに大きくなっているような気がする。学生の時には考えられなかった世界の話を浴びるように聞いているから。採用されるされないはともかく、就職活動というのはこれだからおもしろい。