救急車雑感

財務省に行く途中、国道一号線と汐見坂から内幸町に抜ける道路(国会通り)の交差点(財務省と外務省と農水省経産省に囲まれている)を通るわけですが、先日そこを救急車がサイレン鳴らして通り過ぎたわけです。(ここね。)
一号線の桜田門方面から、おそらくは虎ノ門病院方面へ向かっていて、あいにくその方向は赤信号。当然ピーポーのサイレンからウーウーに切り替えて交差点に突入しようとするわけですが、国会通りの方の車の流れが止まらない。しばらくそこで一時停止していて、流れが止まるのを待っていたら、結局信号は青になっていました。
うーん、交通ルールが守られていないなあ、と思いましたが、ただやむを得ない面もある。国会通りは片道四車線。車は結構なスピードを出している。しかも国会から内幸町方面は下り坂で、ちょっとやそっとのブレーキでは止まれない。ただ、思うに、実はサイレンの音が聞こえていないのではないか。
スピーカーの関係から、前よりも横の方には音が広がりにくく、横から来る車にとってはただでさえ聞こえ辛い。しかしそれ以上に、根本的にサイレンの音量が足りないのではないか。そして、昔はその音量で良かったのかもしれませんが、今は足りなくなっているのではないか。
ひとつ考えられるのは、最近の車の静粛性の向上です。とにかく中にいれば静か。国会・霞が関周辺は他の場所よりいわゆる「高級車」の比率が高いと思われますが、そのような車は車内の静粛性が抜群。だからサイレンが聞こえない。
サイレン音量は各自治体の内規か何かで決まっているのかもしれませんが(あるいはパトライトの規格そのものかも)、見直し必須ではないでしょうか。