JR東海は故意に他社のクレジットカードを締め出しているのか

高木浩光さんの日記から。
これは確かに感じる。私が東京駅で「クレジットカードが使える窓口」と「使えない窓口」を発見したのは、財布の中にうかつにも3000円ぐらいしか入ってなくてカードを使わないと出発できない、というときだった。焦りまくってJR東海の窓口に行くとここでは扱いません、と。高木さんと違ってそこでJR東日本の窓口を紹介されたのでそのまま数十メートル歩いて無事買えた。
クレジットカードやデビットカードは店舗側が手数料を取られるので、おそらく使ってほしくないというのが本心だろう(治安のいい日本では、「多額の現金を店においておかなくて済む」という「店側にとっての」メリットは小さい。しかし、JRという非常に公共性の高い企業が、一般クレジットカードを取り扱わないというのは怠慢であると思う。
さて、東海道新幹線東京新大阪間の運行を担当するのはJR東海だと思うが、この切符をJR東日本JR西日本が売った時ってお金のやりとりはどうなっているのだろうか。もし販売奨励金みたいな形で売上げに応じてJR東日本がクレジットカードの手数料を引いても儲かるような切符販売手数料をもらえるようであれば、JR東日本はもっと東海道新幹線の切符を売りたがるだろう。JR東海も、自前でクレジットカード決済を導入するより高い手数料をJR他社に取られるのは不満だろうから、自前で各種カード決済を始めるだろう。そしてJR各社間の競争により、乗客の利便性は向上するだろう。
国交省にやってもらいたい。