地獄のF1日本グランプリ・富士スピードウェイ開催

もうね、あれですよ。既に出遅れているけど言わせてくれ。
http://f12007japangp.tumblr.com/
ここに書いてあることは、紛れもない事実です。釣りでもネタでもなんでもなく。久々に行ったF1がこんな事になろうとは…。


確かに予想どおり霧が出た。雨も降った。寒かった。
予想どおりなんだから、天候のことでFISCOトヨタを責めることはしません。ちゃんと防寒装備していったし。
しかしバスひどすぎ。正確に言うとスピードウェイのバスターミナルが機能崩壊。
私が並んでいたところは、一度列が大崩壊。あわや暴動というところだったけど、なんとか平静さを取り戻して、危機一髪というところでした。日本人偉い。
だいたい数千人の列をさばこうというのに、係員が一列に2,3人というのがなめている。コミケを見習え!2時間のレースを見るのに、往復で何時間立ち続けなければいけないのか!?
トヨタ生産方式というかカンバン方式というか、それは、「道路を倉庫代わりに使う」という発想。そして今回は、「レースのスムーズな運営」のため、観客が道路で滞留。我々は部品か?結構な生産方式ですわね。


ドクターヘリの件もひどかったですよ。
ドクターヘリが飛べないと、レースはできない決まりになっている。で、決勝当日スピードウェイに着いたら見ましたよ、ヘリの予行演習。
ええ、100mも見えない濃霧の中、グランドスタンド付近20メートルの超低空で、ゆっくりとスタンドをなめるように飛ぶヘリを。
ええええ、どう考えてもこの天気じゃ飛んじゃダメでしょ。危ないでしょ。そりゃそんな低空なら地上も見えるだろうけど、それじゃ救急搬送という役目に使えないでしょ。「とりあえず飛びました」という言い訳ができればいいの?


まだまだ言いたいことは山ほどあるけど、仮に、万が一、五億歩ぐらい譲って上記のことを許したとしましょう。
それでも絶対に許せないのがこれだ。
http://www42.atwiki.jp/kusotoyota/pages/15.html
F1を知らない人のために書いておくと、レースの日には、応援するチームの旗やドライバーの出身国旗を持ち込んで、観客席の一番上や一番下の方に飾ったりする。あるいは「大和魂 佐藤琢磨」とか、墨痕鮮やかな自作横断幕を持ってきたりする。(客席で大きな旗を振ったりはしませんよ。観客席では小旗を振る。だいたい各社がサーキットで配っている。)
イタリアのモンツァフェラーリの地元)でのレースの時には、真紅のフェラーリ旗がたなびく美しい光景が見られるわけです。
ところが、だ。富士スピードウェイでは、上のサイトの一枚目の写真のように、「応援幕、旗は禁止」との通達。
それだけでも許せないが、二枚目の画像にあるように、トヨタは、自社の応援席で、巨大なフラッグを展開しているじゃないか!
えええ!自分だけよければいいのか!ふざけるんじゃない!ファンの気持ちを踏みにじるな!


今やF1ファンの間では、トヨタの評判は(ただでさえ低いのに)地に落ちたというか地下数千メートルまで潜ったと言っていい。そのままマントルに溶けてしまえ。
軽いノリで行った人も、憤懣やるかたないという感じ。「もうトヨタ車は買わない」という声を、バス待ち行列中に何度聞いたことか。
札束で鈴鹿から開催権をぶんどった(といわれている)くせに、まともなレース運営が全くできていない。30年ぶりだから?そんな言い訳は聞かないよ。鈴鹿から奪ったグランプリだ。鈴鹿以上のことができて当然でしょうが。


もうね、来年の開催は鈴鹿にお願いしちゃいなさいな。
え?ムリ?
じゃ、トヨタの有り余るカネで、来年の開催までに東海道線直通の鉄道引きなさいな。それなら行くことを検討しましょう。
あるルノーファン(今は)の独り言でした。

お詫び出てた。

このたびの大会では、悪天候にもかかわらず、多くのお客様にご来場いただき、心より厚くお礼申し上げます。

しかしながら、お客様のご期待に沿えず、弊社の大会運営上の不手際により、様々なご迷惑をおかけいたしましたことを、大会主催者として深くお詫び申し上げます。

特にシャトルバスご利用のお客様には、雨の降る寒い中、長時間にわたり乗降をお待たせするなど多大なご迷惑をおかけし、重ねてお詫び申し上げます。

お客様からのご批判やご叱声を真摯に受け止め、来年の大会がご満足いただけるものとなるよう、全社を挙げて改善努力してまいる所存です。 ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

2007年10月1日

富士スピードウェイ株式会社

取締役会長 冨田 務

取締役社長 加藤裕明

FISCOの「全社を挙げて」やってもらっても意味がないんだよ意味が。どうせできないでしょうが。
トヨタグループの全社を挙げて」にするか、開催権を返上するかにしなさい。